読書家になりたい

ボキャ貧が読んだ本の感想とか書くだけのブログです。

【読書感想】黒牢城

ミステリー小説の感想を人に伝えるとしたら、「面白かった」か「面白くなかった」だけで良いような気がします。 とても面白かったです。以下、蛇足のような感想を。 ミステリー×時代小説 戦国の世の「荒木村重」と「黒田官兵衛」を主軸としたお話です。今ま…

脳神経科学から分かる、自己認知の重要性 「BRAIN DRIVEN」

こちらの本読みました。kindleUnlimitedで読めます。 ビジネスで用いられることの多い「モチベーション」「ストレス」「クリエイティビティ」を、脳神経科学の分野から「脳の中で何が起こっていて、それはなぜ起こるのか」解明されています。 意識して自分に…

【読書感想】ラブカは静かに弓を持つ

一時期世間で話題になった「音楽著作権協会」と「音楽教室」の著作権使用料問題を題材にしています。感情的な面では音楽教室に味方したい問題ですが、こちらの本に著作権協会の法解釈、言い分が紹介されていて、個人的に納得できる部分もありました。 そもそ…

【読書感想】ツバキ文具店

鎌倉で小さな文具店を営むかたわら、手紙の代書を請け負う主人公のお話です。 読み終えて、無性に手紙が書きたくなりました。相手のことを思い、言葉を選び、体裁を整える。その行為全般が本当に素敵だなって思いました。 手紙の代書は、最初「自分で書いた…

【読書感想】人間の大地

大地は僕ら自身について万物の書よりも多くを教えてくれる。なぜなら大地は僕らに抗うからだ。人間は障害に挑むときにこそ自分自身を発見するものだ。 広大な大自然に比べたら、あまりにもちっぽけな人間という存在。どれだけ技術が発達し、自然の脅威を克服…

コミュニケーションに悩む人の必読書 「LISTEN」

自分はコミュ障の自覚があるので会話やコミュニケーションについて書かれた本を色々と読んできましたが、ダントツでこちらの本が良かったです。 「会話がうまくなりたい」という思いの背後には、「相手に好印象を持たれたい」という思いが隠れていますが、こ…

【読書感想】猫を抱いて象と泳ぐ

小川洋子さんの本は、「博士の愛した数式」を小さい頃に読んだ覚えがあります。内容はもう覚えてないのに、その本の存在はずっと忘れずにいました。 こちらの本も同じくらい、ずっと自分のそばにあるであろう作品です。 盤下の詩人 内容はチェスを愛した小さ…

【読書感想】わたしを離さないで

ノーベル文学賞を受賞した著者の代表作なので、今更自分が言うようなことではないですが、個人的にも今まで出会ってきた本の中で思う最高傑作でした。 人生の切なさを問う この本のテーマは「人生の切なさ」、これに尽きるかなと思います。人は死から逃れら…

図書館やkindleUnlimitedで「質より量の読書」も悪くない

最近、図書館やkindleUnlimitedで手当たり次第に面白そうだなと思った本を流し読みしてます。 それで、触れる本の数が飛躍的に伸びて、思いがけず刺さる本に出会ったり、読書の幅も広がって、読書時間も増えました。 刺さる本に出会える確率が上がる いくら…

【読書感想】ある男

あらすじ 不慮の事故で亡くなった夫の遺影を、長年疎遠だった夫の兄が見たら「誰?」と言われる。DNA鑑定でも全くの別人であることが発覚する。 愛したはずの夫は、いったい誰だったのか。 感想 とても引き込まれるつかみから物語が始まりますが、内容はミス…

【読書感想】お探し物は図書室まで

あらすじ 町の小さな図書室にいる司書さんは、無愛想だけど聞き上手。 仕事や人生に行き詰まりを感じている5人の背中を、思いもよらない本のセレクトと可愛い付録で後押しする。 感想 心温まる話でめちゃくちゃ良かったです。 働き初めの社会人、中堅社会人…

【読書感想】カラマーゾフの兄弟

東大教師が新入生に薦める本第1位、村上春樹も人生で巡り合った重要な三つの小説のうちの一つに選び、世界文学史上最高傑作との呼び声も高い、こちらの本読みました。 途中から読むのが止まらなかった いろいろな所で絶賛されているのでずっと読みたいと思…

【読書感想】流浪の月

あらすじ 家に居場所がなくなった少女「更紗」は、大学生の「文」の家に転がり込む。二人が過ごした安息の数ヶ月は、女児誘拐事件と呼ばれた。 感想 人はレッテルや先入観なしに他人を見ることは難しい。特に、自分達が理解できないことは無理やり理解できる…

【読書感想】悲しみよ こんにちは

あらすじ もうすぐ18歳の「セシル」、プレイボーイ肌の父「レイモン」、その恋人「エルザ」は海辺の別荘でヴァカンスを過ごすことになる。 そこで、セシルは大学生の「シリル」との恋が芽生え、父のもうひとりのガールフレンドである「アンヌ」が合流する…

【読書感想】喜嶋先生の静かな世界

あらすじ・概要 大学4年の僕は、卒論のために配属された研究室で喜嶋先生と出会う。 寝食を忘れるほど没頭した研究、初めての恋、珠玉の喜嶋語録の数々。学問の深淵さと研究の純粋さを描いて、読む者に静かな感動を呼ぶ自伝的小説。 感想 帯裏の言葉が印象…

【読書感想】センセイの鞄

あらすじ・概要 40目前で落ち着いた雰囲気の女性「ツキコさん」。ツキコさんの高校の恩師で、30以上歳の離れた「センセイ」。二人の切なくもあたたかい恋模様を描いたお話です。 満場一致で決まった、谷崎潤一郎賞受賞作。 感想 穏やかな時間が流れる二…

ネットやテレビではなく、本を読む大切さ 「華氏451度」

華氏451度ーこの温度で書物の紙は引火し、そして燃える あらすじ 舞台は本が忌むべきものとして禁止された社会。 主人公「モンターグ」は、昇火器で隠された書物を焼く自らの仕事に誇りを持っていた。 しかし、色々なことに疑問を持つ少女、見つかれば捕まる…

幸福な人生を捨てて男が求めたもの 「月と六ペンス」

あらすじ ロンドンで何不自由ない暮らしを送っていた男「ストリックランド」は、ある日忽然と行方をくらます。 安定した仕事、温かな家庭、それらすべてを捨ててでも、彼には挑まなければいけないことがあった。 後に芸術家の歴史に名を残す男の、正気と狂気…

スマホの使用時間減らすためにやってること【スマホ依存】

ここ最近のスクリーンタイムです。 以前は休日12時間以上とか当たり前だったので、どうにか頑張って今はこれくらいに落ち着きました。 自分が実践してることを3つ紹介します。 1、画面をモノクロに iphone限定かもしれないですが「カラーフィルタ」という機…