脳神経科学から分かる、自己認知の重要性 「BRAIN DRIVEN」
こちらの本読みました。kindleUnlimitedで読めます。
ビジネスで用いられることの多い「モチベーション」「ストレス」「クリエイティビティ」を、脳神経科学の分野から「脳の中で何が起こっていて、それはなぜ起こるのか」解明されています。
意識して自分に注意を傾けないと、自分のことは理解できない
まず前提として、モチベーションやストレス、クリエイティビティを理解していくうえで大切なことがあります。「メタ認知」(自分を客観視すること)です。
皆「自分のことなら自分が一番理解している」と思いがちですが、脳は意識的に注意を傾けないと、それが重要な情報だと認識しません。例えば、「家から会社までの通勤途中にある電柱の数」を正確に答えられる人はいるでしょうか。何千回と通った道でも、意識して見ようとしなければ思い出すことはできません。
それは自分にも言えることです。意識的に自分について振り返る習慣を持たないと、脳に自身の情報は書き込まれません。
自分の状態を認識する
それに、モチベーションを例にすると「やる気になっている状態」と「やる気になっている自分を認知した状態」で使われている脳機能は違うそうです。
例えば、何か欲しいものがあったとき、それに対して自分を「ぐっ」と向かわせる無意識的な内側の反応があるはずです。多くの場合それが認識されることはないですが、その「ぐっ」となっている自分の状態を認識する脳の仕組みと、自分を「ぐっ」とさせる脳の仕組みは異なるということです。
自分の中の「ぐっ」という無意識な反応は、主に経験に左右されるので、人によって何に反応するか異なります。
つまり、自分が日々どんなことにモチベーションを感じているか、ストレスを感じているか振り返るのが大切です。クリエイティビティだって、今の自分の価値観や情報が整理されていると、今の自分にない新しい発想に敏感に反応できます。そうやって、意識的に自分に注意を向けていると、記憶に刻み込まれ、「ぐっ」となっている自分をより鮮明に認識しやすくなるのです。
以上、超簡潔に自分の中でこちらの本を整理していきました。これ以外にも重要な情報たくさん出てきますが、まだ一周読んだだけでうまく整理ができていないので、ここら辺で終わります。
個人的にはちょっと前から日記をつけていて、それが意外と続いているんですけど、より日記のモチベーションが上がったのが良かったです。